現場の視点を活かした3つの改善提案とは? 日野自動車 工藤様 インタビュー vol.3

2016年度洋上研修J-EXCEEDに参加いただきました日野自動車の工藤さんにインタビューさせていただきました

インタビュアー
一般社団法人日本能率協会 勝田

現場の視点を活かした3つの改善提案とは?

勝田
そのサークル活動では具体的に改善提案を打ち出しているのですか。

工藤さん
そうですね。そこまでやりました。

勝田
どのような工夫をしましたか。

工藤さん
例えば、女性は背の低い方が多いので、どうしても背伸びをしないと届かないことがありますよね。
そういうときは工程を改善して背伸びしなくても男性と同様にできるようにします。
あとは力の問題です。
トルクレンチの柄の長さを計算式で導き出して長くし、男性と同じ作業ができるように改善しました。
そういう部分はいろいろとやりました。

勝田
どれだけ負担をかけずに作業効率を上げるかというのは、まさに現場の視点ですよね。
現場にいなければそういう部分は見えてきません。
実際に工藤さんの部署には女性の方がいらっしゃったのですか。

工藤さん
私の部署にはいませんが、別の部署には女性がいます。
サークルの中に女性がいたら、男性が気づかない視点が出てきます。
部署がバラバラのチームが組んだことが、逆によかったと思います。

勝田
発表は実際に活動し、ある程度成果が出た時点で行ったのですか。

工藤さん
そうなります。
実際に女性が配置されて根づくところまでです。
作業効率の提案をしてもなかなかできないことが多々ありました。
効率化しなくても、問題なく作業ができているベテランの方がいたのですが、そのような点は苦労しました。

勝田
「ああしたい」という思いだけではスムーズに進まない障壁があったのですね。
そこを乗り越えるきっかけはなんだったのでしょうか。
やはり、皆さんの熱い思いでしょうか。

工藤さん
最後は職場全体が協力してくれ、部長や課長も現場と調整してくれました。
その結果、教育や習熟も進んだのです。

勝田
小集団の活動を周囲のみなさんが見て、支持をしてくれる人や応援してくれる人が増えていったのですね。
職場全体の雰囲気もそれに伴い、変わったのでしょう・
そういう活動をする中、関東大会で優勝されたわけですが、大会には何百チームも参加するのでしょうね。

工藤さん
参加してくる区域は神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県、長野県ぐらいですね。
それぞれの地方を勝ち上がってきたチャンピオンが集まります。

勝田
毎年、多くの人が挑戦しているのでしょうが、その中で優勝はなかなか勝ち取れませんよね。

工藤さん
うちはそこまで行けたのが初めてです。
関東大会は改善事例で出場できる最高峰の大会です。

つづく 3/9
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