JMA洋上研修「J-EXCEED第1期」アメリカ西海岸9日間デザイン・シンキングコースへご参加くださいました、朝日エティック株式会社技術開発センター研究員 迫田大輝さんにインタビューさせていただきました。
(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
インタビュアー 一般社団法人日本能率協会 吉田
洋上研修に参加してよかった点とは?
吉田
実際に参加される前、洋上研修にどんなイメージを持っていましたか。
迫田
船の中に缶詰めにされ、ずっと研修を受け続けるイメージでした。
事前の説明会で予想以上の豪華客船に乗ることが伝えられ、あの辺りからそうでもないのかなと思い始めました。
吉田
研修では成田空港からの機上、船の上、ホテルでなどいろいろな場所で話がありましたが、特に良かったと感じた部分はありましたか。
迫田
一緒に参加した他社の方が本当によく発言していました。
そういうところは見習うべきだと感じました。
講師の石黒先生も頭の回転が速く、次にどうすればいいのかがすぐにひらめいていたように見えます。
そこはすごくうらやましく思いました。
吉田
他に石黒さんに対し、気づいたことはありましたか。
迫田
哲学的な言葉をすごく使われていたようなイメージがあります。
すぐに理解するのが難しいところもありました。
吉田
「モヤモヤしているのを楽しんでください」とおっしゃっていましたね。
自分がモヤっていると感じましたか。
迫田
海外研修から戻ってきてデザイン・シンキングしているときも、モヤモヤしていました。
どうすればモヤモヤしていることを楽しめるか、そこを伝えるのも難しかったです。
吉田
石黒さんはモヤモヤしている先に人が思いつかないような価値が生まれるといっていましたが、そういう部分を体感できたことはありましたか。
モヤモヤした先にこういうことが待っているのだろうなと感じたことなどです。
迫田
私のいたチームは研修で1つの課題を仕上げる際、最後の最後まで悩み、方向性を定めるのに時間が掛かったため、すごくモヤモヤしました。
でも、実際に作ってみると、苦しんだ分だけいいものができたのではないかと思え、その分達成感がありました。
吉田
チームの中で批判はなかったですか。
迫田
なかったです。
吉田
焦りはどうですか。
迫田
他のメンバーはどうにかなるみたいな感じですごくポジティブでしたが、私1人が焦っているような状況でした。
そういったメンバーの多様性やバランスも良かったと思います。