職場に戻って行動に移したこととは? | 朝日エティック 迫田様インタビュー vol.5

JMA洋上研修「J-EXCEED第1期」アメリカ西海岸9日間デザイン・シンキングコースへご参加くださいました、朝日エティック株式会社技術開発センター研究員 迫田大輝さんにインタビューさせていただきました。
(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

インタビュアー 一般社団法人日本能率協会 吉田

職場に戻って行動に移したこととは?

吉田
実際に研修を終え、職場に戻った際、研修の前と後で変わったことや意識だった行動はありましたか。

迫田
今の部署では5人ぐらいのグループがあり、そこのリーダーという立場です。
研修後はリーダーシップを発揮してグループをこれまで以上にまとめていきたいと考えるようになりました。

吉田
そういう思いを行動に移されましたか。

迫田
ちょうど社内で働き方改革のような活動を推進していました。
技術開発センターの中でも実施していましたから、その中で働き方を変える提案を以前より多くできるようになりました。

吉田
それは迫田さんご自身だけでなく、他の方も巻き込んで進められたのでしょうか。

迫田
私のチーム内でやりました。
今は5人ほどですが、デザイン・シンキングみたいなことをやってみようとしています。

吉田
周囲の反応はいかがでしょう。

迫田
どう考えれば良いか分からず、ポカーンとしていますね。
なかなかデザイン・シンキングの考え方が浸透しない部分はありますが、地道に続けていけば伝わると考えています。

吉田
石黒さんの研修のほか、SAPへの訪問、アマゾンの講演もありましたが、米国と日本の風土の違いを感じませんでしたか。

迫田
日本では1回うまくいかないと、この方法はだめだというイメージを持たれることが多いですね。
実際に開発段階の製品に対し、デザイン・シンキングを実施したのですが、結果としてまだ成功に至っていません。
他の人はデザイン・シンキングを難しいと考えているのではないでしょうか。

それが米国だったら、失敗してもどんどんチャレンジしようという雰囲気になっていたような気がします。
日本だとどうしてももうやりたくないという感じになってしまいます。

吉田
迫田さん自身はデザイン・シンキングを難しいと捉えていますか。

迫田
そう捉える部分はあります。
それはデザイン・シンキング自体より、ファシリテーションの能力がとても重要と思っているからです。

弊社の中では私を含め2名しかデザイン・シンキングを体験していません。
だから、私たちが他の社員に伝えていかないといけないのですが、ファシリテーションの能力を伸ばしていかなければうまく伝えられないと痛感しているのです。

吉田
デザイン・シンキングで新製品の開発に挑戦したり、社内制度にデザイン・シンキングを活用しようとしたりされているようですが、デザイン・シンキングはものづくり以外のところでも実際に使えそうですか。

迫田
そう思います。

吉田
迫田さんはどんなところに使えると思っていますか。

迫田
社内のルールや制度、やり方を変えられると思います。
先ほど説明した働き方改革でも、どうやって働きやすい環境に変えるかという見えないものに対してもデザイン・シンキングが適用できるのではないでしょうか。
それだけ有用なことだということは理解していますが、それをうまく伝えられないところが非常にもどかしいのです。

吉田
うまくいかないとき、周囲の方のモチベーションや雰囲気はどうでしょうか。

迫田
すごく暗いですね。
「この先どうするの」とよく聞かれますが、やはりモヤモヤしたままなのでしょう。

吉田
そんなとき、迫田さんはどうしていますか。

迫田
説明するのですが、どうもうまく伝わっていないようです。
だから、ファシリテーションの能力を伸ばさないといけないと考えているのです。

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