西海岸での船上研修に対する感想とは? | 石黒講師インタビュー vol.3

JMA洋上研修「J-EXCEED第1期」アメリカ西海岸9日間デザイン・シンキングコースの石黒講師にインタビューさせていただきました。
(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

インタビュアー 一般社団法人日本能率協会 安部

西海岸での船上研修に対する感想とは?

安部
前回の洋上研修J-EXCEEDでデザイン・シンキングの研修をしていただきました。
やり方は非日常的で閉ざされた船の上で集中できる環境を作り、そこでデザイン・シンキングを体験し、学んでいただこうとしたわけです。
受講者からはすごく好評の声をいただいたのですが、石黒さん自身もああいう形の研修は初めてだったと思います。
振り返ってみて感想をいただけますか。

石黒
私自身も初めての経験でしたが、アメリカの西海岸でしかも船上で行うという試みはぴったりだったのではないかと思います。
最初は洋上研修と聞いて船酔いをどうするかなど、つまらないことばかり考えていましたが、そんな心配は全くなく、素晴らしい環境の中でやらせていただけました。デザイン・シンキングの本質をより理解できる場になったでしょう。デザイン・シンキング自体は、適切な手法、講師のもとなら、本当に世界中どこででもできると思います。

実際この思考は米国西海岸で生まれました。米国文化、カリフォルニア文化の延長線上にあり、特異な地理的条件を背景に生まれていますから、日本で導入すると失敗することもあるでしょう。本質的に人間のコミュニケーションの仕方、人と人の接点などが、日本と全く違いますからね。あの笑顔の作り方、初対面の人への接し方等は、カリフォルニア文化の究極の形なのです。西海岸で生まれたロック音楽と同じようなもので、あの空気感をないまま導入しようとしても、理解できない部分が大きいはずです。

あれは多民族で構成された米国ならではのコミュニケーションの形でしょう。ですから、米国へ出かけ、洋上で研修できたのは、良かったと考えています。本場の空気を味わいながら、その延長線上としてデザイン思考を学ぶことができたからです。
更にこの度参加させていただいたクルーズの船上の雰囲気は米国文化を煮詰めて凝縮した場所だったのではないでしょうか。

本来、地理的な要因もあり、どうしてもWSは日本国内になるケースがほとんどでしたが、この度本場のアメリカ西海岸で開催することができて、しかも文化を煮詰めたような船内でできたのは、デザイン思考の根を知る上でもとても良い環境でできたと思います。
そして私自身とても勉強になりました。

安部
船自体はロサンゼルス発、エンセナダ着で、西海岸在住の人たちがたくさん乗っていました。
いろいろな民族、人種で多様性もありました。
そんな雰囲気の中で研修できたのは良かったと思います。
あの環境でしかできない研修ですから、次回もその方向で計画したいと考えているところです。

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