言葉で伝えられない空気感とは? | 石黒講師インタビュー vol.5

JMA洋上研修「J-EXCEED第1期」アメリカ西海岸9日間デザイン・シンキングコースの石黒講師にインタビューさせていただきました。
(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

インタビュアー 一般社団法人日本能率協会 安部

言葉で伝えられない空気感とは?

安部
実際に研修に参加された方も、デザイン・シンキングの技法以外に、その空気感や雰囲気など言葉で伝えられない部分が非常に大事だといっていました。

石黒
そこなのです、体で覚える感じなのです。
例えば「いい雰囲気」と書かれても、どういう空気感なのか分からないでしょう。

安部
私も参加した人をインタビューして共感しましたが、それを言葉で伝えるのは難しいと思いました。

石黒
デザイン・シンキングはデビッド・ケリーさんが作ったものだとよくいわれますが、よくよく調べると、ウォルト・ディズニーが同じようなことをやっているのです。
そういった土壌があり、そういう思考が少しずつ起き、デビッド・ケリーさんが最終的に体系的にまとめあげた形になったような気がいたします。

安部
成田空港で飛行機に乗るときと船上研修後に船を降りるときで、受講生の様子に変化を感じましたか。

石黒
最初はピリピリしていたように見えました。
成田空港の一室から研修が始まりましたから、みなさんとも戦々恐々としていたようです。
これに対し、研修が終わったあとはすごく晴れやかに見えました。

安部
その晴れやかな気持ちというのは、腹落ちして肩の荷が下りたという感じでしょうか。
だとすれば、デザイン・シンキングはカルチャーに似ていると思います。

石黒
そうなのです、やはり本質が分からないと、どうしても腹落ちしません。

安部
船上でデザイン・シンキングの文化と技法を学んだあと、現地研修でアマゾンの講演とIDEOの視察に行きましたが、何か感じられたことはありましたか。

石黒
みなさんがすごく未来に向けて晴れやかに活動しているのが分かりました。
私がいたときよりずっとデザイン・シンキングが進んでいます。多分、こういう空気感は少し昔の日本にもあったのではないかと思います。サービス業、製造業を含め、いろんな仕事が活気づいていました。
今の日本は未来に対する希望のベクトルが弱まっているような気がします。

安部
よく「何とか×何とか=○○」といいますが、石黒さんにとって「洋上研修J-EXCEED×デザイン・シンキング」はどんな答えになりますか。

石黒
心地よい揺れですかね。
ちょっと揺らいだ感じがしました。船も揺れていますから(笑)。

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